エアコンの水漏れ修理方法
こちらのページでは、「エアコンの水漏れをどのように修理するのか」を見ていきましょう。
ドレンホースの詰まりの修理
エアコンの水漏れの原因の多くが、ドレンホースの詰まりにあるといわれています。
エアコンは、一度施工してしまえば7~10年は交換することがないので、エアコンの内部やドレンホースの中は徐々に埃や汚れが堆積してきます。

その中で、ドレンホースの詰まりは主に汚れやほこりが原因ですが、小さな虫が侵入していたり、蜘蛛が巣を張っていたりして起こることもあります。
ドレンホースの中を見たら虫の死骸があったという事例は多く、比較的簡単に解決できるでしょう。
ドレンホースの詰まりを解消するのは比較的簡単で、専用の掃除機などでそういった異物を吸い出したり、ドレンホースクリーナーという清掃用品を利用して吸い出します。
また、ドレンホースクリーナーの他には、エアコンの送風口に養生をして、ドレンホースに真空ポンプを当ててかきだす方法もあります。
ドレンパンの汚れの洗浄
室内機の中にある熱交換器であるアルミフィンで結露したときや、洗浄クリ―ナーを吹き付けた後は、ドレンパンと呼ばれる受け皿に水が流れ込みます。
このドレンパンを伝い、ドレンホースによって排水として外に出されますが、ドレンパンが汚れて雑菌が増殖し、液体が固まったりゼリー状になったりしてしまうと、水の流れがスムーズに行えなくなります。
その場合は、ドレンパンを清掃する必要があります。
ドレンパンは、オーバーホールしなければ洗浄できないため、エアコンの分解が必要になります。
エアコン本体を分解後、専用のクリーナーや洗剤を用いて洗浄します。
ドレンホースのたるみの修理
エアコンのドレンホースは、どの家庭でも建物でも一定に引けるものではありません。
室内機の設置場所と屋外の関係により、配管やドレンホースの形がいびつになることもあり、また、ホースが長くなってたるんでしまうこともあります。
このように、著しくたるみのある場所では通常の排水が難しくなり、たるみを解消したり勾配をつけたりといった措置・調整が必要になります。
また、逆流防止弁などを取り付けることもあります。
異常冷却におけるエアコンの修理
ドレンパンやドレンホースに問題がないのに、室内機から水漏れが起こることがあります。
エアコンがなんらかの理由により異常冷却されて、熱交換器の中など、エアコンの内部で結露が大量におこり、やむをえず送風口から水が流れ出てしまうことがあります。
この場合は、ただちに修理業者やメーカーに修理を依頼することをおすすめします。