排水パイプの修理方法
ここでは、排水パイプの修理方法を確認します。
水漏れや水のトラブルで多いのが、排水パイプが劣化・老朽化して錆びたり腐食したりすることで、配管や床から水が漏れてしまうケースです。
洗面台や台所のシンクなどでは、排水パイプがある程度むき出しになっていることも多く、手順さえ理解していれば個人でDIY修理をすることも可能です。
しかし、床下にある配管や排水マスなどの修理に関しては個人では不可能なため、業者に依頼することが一般的です。
キッチンの流し台
キッチンの流し台の排水パイプは、シンク下に潜り込めば、交換・修理が可能な場合があります。
修理の方法には、いくつかのアプローチがあります。
①水の流れが悪い時は、パイプクリーナーで清掃。
②排水口からの臭いや悪臭が気になる場合には、トラップなどを交換。
③排水パイプに油汚れなどが付着している可能性もあるので、排水パイプやホースを交換。
④軽度の水漏れにはシールテープで対応。
洗面台

洗面台の排水パイプの種類は多く、Pトラップタイプ、Sトラップタイプ、イナズマ管、直管などがあります。
排水パイプの分解は、スライドレンチなどを使用して、接続部のナットを開け閉めします。
排水テールやトラップU管、キセル管など、大体3分割くらいに分解できるので、水漏れなどの場所を特定してパッキンの交換や部材の交換をしましょう。
トイレ
ロータンクから便器に水を送り出すパイプも一種の排水パイプです。
最近のロータンクトイレは一体型になっていることが多く、ロータンクから便器まで一定の長さのある排水パイプがないものも多いですが、まだまだ一般家庭にはこのタイプのトイレが多いといえます。
実際に、この部分から水漏れすることは非常に多く、私の経験からしても、大学時代に住んだアパートのトイレのロータンクの排水パイプから、入居後すぐに水漏れが起こりました。
不動産会社の人が来てすぐ修理してくれましたが、トイレの水漏れとしても非常に多いといえるでしょう。
ロータンクと便器を接続する部分のパッキンの劣化やナットの緩みが原因で水漏れが起こることが多く、劣化が激しければ、パッキンを交換したり、排水パイプそのものを交換する必要があります。
また、一時的な応急処置としてシールテープなどで補強して水漏れを防止することもあります。